385 農水省、うしのげっぷ(`・O・´)=3抑制目指す 牛のげっぷと排せつ物は国内の農林水産分野の温室ガス排出量の3割近くを占める。同省は2021年度、排出削減につながる胃の中の微生物や餌の成分の分析を進める。 日本の農林水産分野の温室効果ガス排出量は約5000万トン。 そのうち牛などのげっぷと排せつ物から出るメタンと一酸化二窒素は約1370万トンと3割弱に上る。 同省は2050年に農林水産業のCo2排出ゼロを目指すなど、環境に配慮した農業を実現する新戦略を策定。その中で家畜由来の温室ガス削減を明記した。 牛は胃で餌を消化する際、温室効果がCO2の25倍もあるメタンを発生させ、げっぷで放出する。同省はメタン排出が少ない個体と一般的な牛を比較研究し、発生のメカニズムを解析する方針。 餌の成分研究では、乳牛用飼料に不飽和脂肪酸カルシウムを加えると、げっぷ中のメタンを最大約15%減らせることが判明している。21年度にカルシウム添加飼料の支援金を導入し、酪農家の温暖化対策を後押しする。 ロド2021/04/11 13:212hRxI7CN54Qr7