398 井上弘昭 広島編 「できるじゃねえか!来年はセカンドをやってみないか?」 監督根本陸夫の鶴のひと声で、井上のセカンドコンバートが決まった。 このシーズンオフにセカンドの古葉竹識の南海へのトレードが既定路線だったこともあって、セカンドが空位となるとわかったうえでの「誰かいねえかか?」だったのだ。 そして69年の秋季キャンプから、新たに守備コーチに就任した広岡達朗がやってきた。 66年に巨人を引退してから3年余り。 年齢はまだ37歳で、動きを見る限り現役さながらのようだ。 (・_・) 匿名さん2024/10/20 00:30
399 広岡にとってはアメリカでの野球留学を終え、評論家活動を2年やった後の初めてのコーチ稼業。 クールに見えても、身体中に闘志が漲っていた。 まずは井上を含め、内野手を徹底的に鍛え直した。 「カキーン」「違う!」「カキーン」「ダメ!」「カキーン」「ボケ、あかん!」 ノックバットを片手にダメ出しの連続。 広岡の銀ぶち眼鏡の奥のまなざしが井上に突き刺さる。 「そうじゃない」「ダメだ!」。 頭ごなしに否定されるものの、広岡は具体的な指示は一切出さない。 「違う、こうだ!」 広岡はノックバットを投げ、グラブを持って井上らがいる位置へ寄ってくる。 「いいか」とだけ言って、自ら手本を見せる。 ノックされた打球が、吸い込まれるようにグラブの中に収められていく。 あまりに無駄のない華麗な動きに、井上たちは呆気に取られた。 もし野球を知らない者がこの光景を見て、「この中で誰が一番上手いか」と尋ねられれば、誰しもが真っ先に広岡を指しただろう。 (・_・) 匿名さん2024/10/20 00:461
400 ■それでボクは思ったんですよ。 アントニオ猪木。あの人も感動をしない人ですよね? ターザン山本 ◆あんな冷たい人間はいませんよ! ■でも、ちょっと感極まったようなシーンも目にしてきたじゃないですか。 たとえば藤波辰爾と60分フルタイムドローで最後に肩車をされたときに泣きじゃくったり、藤原喜明と闘ったあとに抱き合って泣いたり。 ◆ああいうとき、俺はこう思うわけですよ。 「ああ、猪木は相手に付き合ってるな」と。 あれは付き合う感覚なんですよ。 付き合ってるか、お愛想だから簡単にできるわけですよ。 ■あと、「こうして見せたら、みんなよろこぶだろう」とか? ◆その計算もあるね。 あれは要するに相手と観客に合わせてるわけですよ。 ■でも、それって凄く猪木らしくないじゃないですか。 ◆猪木らしくないわけですよ! ■そのらしくないことを、たまにやってみせるからいいんでしょうね。 ◆そうそう。 だから晩年の猪木は全部そうですよ。 全部付き合ってるわけですよ。 ■ジャイアント馬場さんはどうだったんですか? ◆あんな冷たい人間はいませんよ! ■こっちも(笑) (・_・) 匿名さん2024/10/20 01:34
401 ターザン山本 ◆あのふたりに共通しているのは、親友がいないことですよ。 つまり話し相手がいないことですよ。 だからスーパースターなんですよ! 親友なんかいたらスーパースターにはなれないですよ! ■スーパースターとは孤独であると。 ◆孤独ですよ。 誰も信用していない、親友がいない、話し相手もいない、愚痴を言う相手もいないというのがスーパースターの必須条件ですよ。 ただただ、孤独とだけ付き合っている。 孤独の量が膨大なわけですよ。 でも自分がスーパースターであることを認識しているから、いざ舞台に上がるとスーパースターらしく振る舞うわけじゃないですか。 ■前田日明も孤独ですけど、本来は親友がほしい人ですよね? ◆いや、前田の場合はただ目立ちたいだけですよ! ■えっ? 他人への愛が過剰すぎることで、逆にみんなが離れていって、ひとりぼっちになったことで色気が増した人じゃないんですか? ◆あー、それはそうだね。 でも前田はアントニオ猪木になりたかっただけよ。 ■でも、なれなかったと。 (・_・) 匿名さん2024/10/20 01:54
402 >>391 ベテランの激走からの、意表を突くスクイズ、からの、まさかのダブルスチール、からのエラー絡みの2得点! 中日ができなかったのが、こういった積極的な走塁や積極的な采配にによって、畳み掛けるような得点。 匿名さん2024/10/20 07:172