【会長不在の安倍派】会長代理の塩谷氏ら「集団指導体制」を拒否へ

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自民 下村氏 安倍派 “5人中心認められず 速やかに新会長を”
2023年7月10日 17時51分

会長が不在の状態が続く自民党安倍派の運営をめぐり、派閥の会長代理を務める下村元政調会長は、速やかに新たな会長を選ぶべきだという認識を示しました。
自民党最大派閥の安倍派は去年7月から会長不在の状態が続いていて、安倍氏の一周忌を経て運営の在り方をめぐる議論が本格化する見通しです。

下村元政調会長は国会内で講演し、萩生田政調会長や松野官房長官ら5人が自分たちを中心とした体制への移行を目指していることについて、「先の幹部会合で『5人でやっていきたい』という話があったが認められないと申し上げた」と明らかにしました。

そのうえで「派閥の会長を務めた森元総理大臣からお墨付きを得たかのようにふるまっている感じがするが、一緒に新体制をどう作るか議論すべきだ」と牽制し、今後の党役員人事などを見据え速やかに新たな会長を選ぶべきだという認識を示しました。

一方、自身の対応については「まだ会長の選び方が決まっていない時点で意欲があるとかないとか言うべきではない」と述べ、明言を避けました。