040 《兵士になったクマ》ヴォイテク 元は第二次大戦時、イランにいたポーランド難民が飼っていたシリアヒグマ 成長するにつけもて余し、亡命ポーランド軍に引き取られ、砲弾補給部隊のマスコットとなり“戦士”“武人”とゆ〜意味を持つヴォイテクと名付けられ、砲弾の運搬も手伝う様に その後第22弾薬補給中隊の兵士達と共に各地を移動するが、イタリアへ部隊が移動する時に、動物は輸送船に乗せられないとの軍規でヴォイテクを置き去りにしなければならない局面に そこで中隊長は一計を案じ、ヴォイテクに伍長の階級を与え、正規の軍籍番号と軍隊手帳も発行 これにより晴れてポーランド軍の兵士(と、ゆ〜か、下士官)になったヴォイテクはイタリアに渡り、軍務を全うした 終戦後はポーランドがソ連の傀儡国家となってしまった事などもあり、残念ながら部隊の皆と別れてイギリス·エジンバラの動物園に引き取られ1人(比喩表現ではなく、彼は多分自分を人間と思っていた)寂しく余生を過ごす事となった のらくろ大尉2023/09/14 23:48hRxI7CN54Qr7