672 日本の地下鉄史上初、そして現状唯一の電機機関車、東京都交通局E5000形 無論、都営地下鉄で貨物輸送が行われている訳ではない リニアモーター方式の大江戸線開通に当たり、重要検査·全般検査の施工可能な工場を木場車両検修場に設ける計画であった しかし、費用が嵩む事と、浅草線の馬込車両検修場の改修が予定されていたことにより、軌間(1,435mm·いわゆる標準軌)、電化方式(架空電車線方式)が同じである大江戸線と浅草線とが近接する箇所に「汐留連絡線」と称する連絡線を建設することとし、大江戸線車輌の検査も馬込車輌検修場で行う事とした しかし、両線は大江戸線が鉄輪式リニアモーター駆動、浅草線が通常の回転式電気モーター駆動で走行方式が全く異なり、大江戸線の車両は浅草線内を自走できない リニアモーター駆動の採用でトンネル断面の小型化を図っている(所謂ミニ地下鉄)大江戸線を、車両規格が大きい浅草線車両が大江戸線へ乗り入れることもできない そのため、両線を直通できる牽引用の電気機関車としてE5000形を製造し、大江戸線の車両を連絡線経由で馬込車両検修場へ回送する列車を運行することとした ロド2023/08/31 23:18hRxI7CN54Qr7