964 大雨のとき「外の様子を見に行く人」を止めるには 人間には「知りたい」という知的欲求があり、大雨や台風で、外がどうなっているのか、川の増水のようすや被害のようすがどうなっているのかを 「見てみたい」 のだ もちろん外は危険なので、多くの人は危機感を持って知的欲求を抑えるのだが、中にはあまり危機感を持たない人もいる それらの人は、3つの 「考え方のクセ」にとらわれていることが多いように思われる 心理学では、人々に共通する考え方のクセを「バイアス」と呼ぶ 1つ目は「正常性バイアス」 普段とは違うことが起きていたとしても、見た目で大きな違いがなければ「特に変わったことはない」として心を安心させてしまい、考えることを止めてしまうクセです。 雨のようすが大したことがない、特に風が強いわけではない、家の中に浸水してくるような気配がなければ、天気予報で大雨になることが分かっていても 「まあ大丈夫だろう」 と心を平静に保ってしまい、その結果、対応が遅れてしまう 危険と隣り合わせだったとしても 「見た目」 が大きく変わらないと、人はなかなか動かない ロド2023/07/08 18:581hRxI7CN54Qr7