297 その「佐川男子」の2人は肝っ玉が据わっていた。とっさに商品を取り返し 「逃げる途中に背中から打たれてはかなわない」 と、モデルガンも取り上げて事務所から出て、走りながら110番通報。 配達員はモデルガンを本物だと思っていたが、駆けつけた警視庁荒川署員は模造品と看破。警察官は事務所に乗り込んだが、組員2人は事務所から既に逃走していた。 その後、同署の捜査で10月中旬に2人は逮捕された。調べに対し、組員Aは容疑を認め「あの2人にはかないませんや。強すぎる」と供述。組員Bは「Aが勝手にやったことで、自分は知らない」と否認した。 暴力団員に「かなわない」と言わせた2人の男性配達員。実は佐川急便が選抜した屈強な配達員だったという。 ·ロレックスの受け取り先住所が組事務所だった ·商品が代引きの高級商品だった ことからトラブルの気配を察知。 本来、配達先には配達員が1人で配達するという原則があるが、不測の事態に備え、配達員2人で組事務所に向かわせたという。 ある捜査関係者は 「肉体的な強さもさることながら 『後ろから狙われたら危ない』 と、とっさに銃を奪い取る判断力は素晴らしい」 と称賛。 ペリカン2022/10/17 07:521hRxI7CN54Qr7