
>>300
自民党は長期支配を構築した有権者の支持を失いつつある。生活費の高騰や政治資金問題、都市部への若者流出、ポピュリズムや極右勢力の台頭が伝統的な支持基盤を揺るがし、野党はその機に乗じて攻勢をかけている。
水戸市議会議員の須田浩和氏(58)は「よく組織票だと言うが、組織があてになる時代じゃない」と話す。「自民党員を30年以上やっているが、ここまで厳しい時代はなかった」
新たに選出される総裁は、直ちに財政支出や税制を巡る判断を迫られることになる。これまで野党側は消費税率の引き下げを求めてきたが、財政懸念から金利上昇を招く恐れもある。現状、各党で隔たりがある経済政策を収れんさせるのも新政権の重要な課題だ。各社の情勢調査では、立候補者5人のうち小泉進次郎農相(44)、高市早苗前経済安全保障担当相(64)、林芳正官房長官(64)が有力視されている。
昨年の総裁選で、茨城の党員票を最も多く獲得したのは石破氏だった。県内の「石破票」が今回どう動くかは読み切れない面がある。
🔻7月の参院選で与党が敗北した背景には、保守層を取り込んだ結党わずか5年の参政党の躍進がある。
自民党は長期支配を構築した有権者の支持を失いつつある。生活費の高騰や政治資金問題、都市部への若者流出、ポピュリズムや極右勢力の台頭が伝統的な支持基盤を揺るがし、野党はその機に乗じて攻勢をかけている。
水戸市議会議員の須田浩和氏(58)は「よく組織票だと言うが、組織があてになる時代じゃない」と話す。「自民党員を30年以上やっているが、ここまで厳しい時代はなかった」
新たに選出される総裁は、直ちに財政支出や税制を巡る判断を迫られることになる。これまで野党側は消費税率の引き下げを求めてきたが、財政懸念から金利上昇を招く恐れもある。現状、各党で隔たりがある経済政策を収れんさせるのも新政権の重要な課題だ。各社の情勢調査では、立候補者5人のうち小泉進次郎農相(44)、高市早苗前経済安全保障担当相(64)、林芳正官房長官(64)が有力視されている。
昨年の総裁選で、茨城の党員票を最も多く獲得したのは石破氏だった。県内の「石破票」が今回どう動くかは読み切れない面がある。
🔻7月の参院選で与党が敗北した背景には、保守層を取り込んだ結党わずか5年の参政党の躍進がある。
