041 実験小説【蒼いルビー】 その7 力が抜けてきたのが確認できた。 今の自分の状況を理解させようか否か迷っている自分がいた。 多分ヨナも一緒だったと思いたい。 ヨナは「水が飲みたい」と言った。 ベッドから降り冷蔵庫からペットボトルを取る俺。 自分の姿に恥ずかしがり背中を向けながら水を飲むヨナ。 そして彼女はタバコを欲した。 タバコを吸っているヨナを後ろから抱きしめると 「シャワーに行かせて」と言いコクンと頷いたのが判った。 タバコを吸い終えると無言のまま彼女はシャワーに向かった。 俺も行こうかと思ったがタバコを吸い待つ方を選んだ。 倍満汁2024/06/13 01:06q9ELTaGMPs