947 ◇渋谷真コラム・龍の背に乗って 9.16 大差がついていようとも、いや、だからこそベンチやファンは淡々とゼロを重ねることを求める。簡単なようで難しいミッションを平然とこなしたのが谷元だ。8回、大野雄からバトンを受け、9回の根尾にしっかりと渡した。 「大野がいい流れを持ってきてくれた。点差もありましたからまずはランナーをためないようにすること。しっかりストライクで攻めることができました。ゼロで帰ってこられて良かったです」 これで4年連続の30試合登板。ブルペンを支えてきた右腕には、来季から新たな肩書が加わる。37歳の谷元は、チーム最年長となる。 45歳の福留、43歳の能見、41歳の糸井と不惑オーバーのベテランが、続々と現役引退を表明している。中でも中日は「不惑の宝庫」だった。2004年に巨人から川相昌弘が移籍して以降、必ず40歳代の選手が在籍してきた。50歳まで投げた山本昌、1002試合投げた岩瀬仁紀、3021試合出場した谷繁元信…。さすがにそうした大ベテランが移籍してくることはないだろうから、来季は実に20年ぶりに40歳代のいないドラゴンズに。 匿名さん2022/09/17 13:321