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エンタメのひろば36-3
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今度は、わたしとオレが
(@◎@)( )
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あっ、どうも。
Ш - ωФ)(・_・ノ)ノ
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『長州力&マサ斎藤&ヒロ斉藤vs前田日明&高田延彦&木戸修』
87年11月19日・後楽園ホール
フタをあけてみなければわからないとは、このことである。
なにしろ3年9ヵ月も寝かせてあった¢ホ決なのだ。
この間に長州と前田が、お互いにどういう感情を抱いていたか、それは知るよしもない。
少なくとも険悪なムードはなかった。
ニューリーダーの控室で長州は「アキラ」と呼び、前田は「長州さん」と呼んでいた。
ところが、世代闘争が空中分解したあと、まるで遠慮がなくなったかのように、お互いのことを語る。
「俺は夕やけ番長≠チて漫画が好きだったけど(長州は)言うだけ番長≠セな」
「前田っていうのは小ずるい奴。相手が出来ないのをわかっていてやろうとする」
特に長州は公の発言であり、それまでもUWFスタイルに対し、いい感情を抱いていないことは疑う余地がなかった。
(・_・)(・_・)
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ウルトラセブン
第26話『超兵器R1号』
地球防衛軍が新型兵器R1号の開発に成功した。
水爆8000個分の威力を持つ星間弾道弾だ。
地球防衛軍は、その名のとおり、目的は防衛≠ノ限られている。
では、R1号はどうか?
この破壊兵器は、今度は地球が侵略者となりうる可能性を示唆するものだ。
完成を知ったフルハシとアンヌは無邪気に喜ぶ。
「これで地球の防衛は完璧だ。地球を侵略しようとする惑星なんか、ボタンひとつで木っ端微塵だ」
「それよりも地球に超兵器があることを知らせるのよ。使わなくても、超兵器があるだけで平和が守れるんだわ」
ヽ(・_・)(・
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・)ノ
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その実験当日、ダンは中止を参謀に進言しようとするが、フルハシに止められる。
「忘れるなダン、地球は狙われているんだ」
しかし、ダンは納得することができなかった。
「地球を守るためなら、何をしてもいいのですか!」
実験は予定どおり行われ、ギエロン星は粉々に砕け散った。
「僕は、絶対にR1号の実験を妨害するべきだった。本当に地球を愛していたのなら、地球防衛という目的のために。それができたのは僕だけだったのに」
自分の愛する地球人が、残酷な侵略者となったときには、自分は彼らと戦わなければならないという悲壮な覚悟だ。
ここに、異星人であるウルトラセブンの苦悩がある。
(・_・)
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何を守るのか、人間の生命や財産か、社会の秩序か自分にとっての正義か
勝手に地球の所有を訴える人間
(・_・)(・_・ ) 哲学や宗教、政治
。これらこそ、大人も子供も視聴者である人間が最も興奮するテーマ。材料であり
セブンのシリーズが、最も人気がある理由である
このことを、ロズウェルさんは言っている
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あっ、どうも。
ヽ(ヽ・_・)(・_・ )
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ザ・デストロイヤー
村松友視
かつて東京12チャンネルで海外のプロレスを放映したことがあった。
ある時代のプロレスの雰囲気を知るうえではこのうえない資料だった。
そのフィルムの中に、覆面をつけてロサンゼルスに登場しWWAチャンピオンとなる前のザ・デストロイヤー、つまり若き日のディック・ベイヤーというレスラーが登場していた。
率直な感想を言えば、彼は明らかにふつうの善玉だった。
顔≠出していたディック・ベイヤーには、メインイベンターとしての迫力は乏しかったように思う。
ザ・デストロイヤーの初来日は昭和38年の第5回ワールド・リーグの決勝戦のリングであった。
ワールドリーグ戦自体は、キラー・コワルスキーと力道山が決勝に残り、力道山が勝って5連覇を成し遂げる。
だが、この日の決勝の試合よりも強く私の眼に残っている光景がある。
|・_・)
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決勝戦が始まる前のセレモニー。
両選手に花束が渡され、コミッショナーが挨拶する、そのとき場内がにわかにざわめき始めた気配。
リング下をゆっくりと徘徊する「奇怪なもの」をカメラが追う。
その「奇怪なもの」が、白覆面にノーネクタイのスーツ姿をしたザ・デストロイヤーだったのである。
リング下からものすごい眼でリング上の力道山を睨んでいる。
リング下を一周か二周ぐるぐると回ったザ・デストロイヤーはおもむろにリングに上がり花束を受け取るとリング中央に仁王立ち、コーナーの力道山と直に向かい合った。
( ・_・)(・_・ )
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スーツ姿に白覆面というアンバランスな出立が、何ともいえぬ凄みをみせていた。
やがて踵を返したザ・デストロイヤーはキラー・コワルスキーのコーナーへゆっくりと近寄り、右手を差し出した。
コワルスキーは、例によって冷たい表情でその手を眺めたが握手を拒否する仕種をした。
差し出した右手を宙に浮かせたザ・デストロイヤーは、無造作にその手でコワルスキーの頬を平手打ちした。
突然のことに防御を忘れ頬をしたたかに打たれたコワルスキーは、鋭い眼で相手を見返しコブシを構えたが、ザ・デストロイヤーはそれを無視するようにゆっくりとロープをまたいでリング下に降り、またものすごい眼で力道山を睨みながら去っていったのだ。
翌日の「東スポ」に「しかし、ゆうべはコワルスキーがかわいそうになったよ。リング上であんなことされて手も足も出なかった。やはり、勢いのちがいだな」という力道山の言葉が載っていたのを私は覚えている。
(・_・☆ヽ(・_・ )
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次の記憶はザ・デストロイヤーのテレビマッチ登場第1回目のときだった。
このときのザ・デストロイヤーのリングへの登場ぶりにも私は眼をみはった。
トップロープを軽く飛び越えたザ・デストロイヤーは、そのまま腕を組み、リング中央で仁王立ちになった。
ガウンも何も着けていない。
それは「この肉体こそが俺のガウンだ」という自信たっぷりのポーズだった。
その日の試合は、四の字固めがかかったまま両者リング下に落ちての引き分け、というあの有名な試合だった。
その試合は今日まで神秘的に伝えられているが、私にとっては、ザ・デストロイヤーの日本マットへの登場ぶりの方が神秘的だった。
そしてその神秘は、顔≠隠すことによって肉体のその他の部分を最大限に生かしたプランの神秘であった。
ふつうの善玉だった、ディック・ベイヤーは、顔≠隠しスーパースターになったのである。
その後、70年代に日本テレビのバラエティー番組にレギュラー出演した。
本当に「イチバン」のスーパースター。
ジ・インテリジェント・センセーショナル・デストロイヤーはもういない。
(・_・)
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