かつては連日賑わいを見せた秘密倶楽部。
一度は勝利を確信した組であったが、強気の姿勢でキャスト達のパネルを操作し、一日中、白髪頭に寝グセがつくまで爆睡する余裕までをも見せた。
不満を露わにした有能な男女スタッフは、一人また一人と去り、時は流れて現在、、、御高齢にも関わらず、未だに自らが接客をしなければならない始末。
彼女の足腰はグラ付き、容赦無くやってくる関節痛、頻繁にブローネ泡カラー白髪染めを施し、自身の若返りを図りたい彼女だが、白髪はモミアゲ部分から容赦なく侵攻し、水漏れのルネッサンスビルと同様に身体の老朽化は隠せない。
本来ならば模範にならなければならない彼女だが、ラクな仕事ばかりを選ぶだけで無く、口先で他人を罵る彼女のスタンスは、かつて多額の利益をもたらした男女スタッフらにも見切られ、やがて裸の王様へと変貌させられてしまった。
そんな彼女が牽引する秘密倶楽部、今後の動向が楽しみである。

この物語はフィクションです。
実際の人物、団体、家畜とは一切関係ありません。

　　終
　　　　　　　　　制作・著作
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