005 不条理にも幼い兄妹まで手にかけ、手錠と重りのダンベルを付けて博多港に投げ捨て、列島を震撼(しんかん)させた福岡市東区の衣料品販売業、松本真二郎さん(41)ら一家4人殺害事件。「手引き役と遺体運搬役の女2人」「長髪でバンダナの20代男」「3種類以上の男の足跡」…。松本さんのヤミ金融トラブルも分かり、5人以上の犯人グループが絞り込まれてきた。新事実と現場を歩き、名刑事で『桜田門の顔』の元警視庁捜査一課長、田宮栄一氏(70)は、冷酷無比な事件を大胆推理、暴力団関係者ら裏社会の人間が関与した可能性を指摘する。 【子供の命まで】 世間を戦慄(せんりつ)させたのは、犯人側が20日午前1時半すぎの帰宅を待ち伏せして松本さんを襲う前に、19日午後11時ごろ、入浴中の妻の千加さん(40)、就寝中の長男の海君(11)、長女のひなちゃん(8)の3人も殴るなどして殺害した残虐性にある。 田宮氏は豊富な捜査経験から、「一家殺人で最初に思いつくのは恨みの犯行だ。家族の誰かに強い恨みを抱くあまり、報復として一家全員を皆殺しにする事件は過去にもあった」と指摘する。 匿名さん2017/05/07 17:05P1AWcg9OTs