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キュウちゃんと語ろう 424
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どうぞ‼︎ (・Д・)ノ
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さらに、装填速度なども砲弾の大型化などで時間を要するようになったため、砲身を複数搭載する連装砲が考案され、3連装砲塔、さらには4連装砲塔も登場することになります。これをメインの攻撃手段の主砲として数基搭載し、その空きスペースにやや小さい副砲を配置するのが一般的となりました。
その後、第1次世界大戦において戦場に航空機が投入されるようになると、対空防御に特化した対空砲や対空機銃も搭載されるようになります。第2次世界大戦型の軍艦、特に「大和」などの戦艦を見てみると、大きな主砲のほかに対空砲や対空機銃がハリネズミのように配置されており、主流のスタイルとなっていきました。
これは戦艦、空母、重巡洋艦といった艦隊の中核を担う大型艦だけではなく、それを護衛する駆逐艦なども同じで、戦中には秋月型駆逐艦やアメリカ海軍のアトランタ級軽巡洋艦のように、対空機銃や対空砲を多く搭載した防空特化の艦船も登場します。この時代の艦船はどれも突起物が多く、無骨さを感じさせるデザインといえるでしょう。
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大糞スレ
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一転して大戦後は、戦艦が航空機の的であることが判明したことから、大艦巨砲主義はすでに終焉を迎えており、大型の連装砲を持った軍艦は少なくなさらに、装填速度なども砲弾の大型化などで時間を要するようになったため、砲身を複数搭載する連装砲が考案され、3連装砲塔、さらには4連装砲塔も登場することになります。これをメインの攻撃手段の主砲として数基搭載し、その空きスペースにやや小さい副砲を配置するのが一般的となりました。
その後、第1次世界大戦において戦場に航空機が投入されるようになると、対空防御に特化した対空砲や対空機銃も搭載されるようになります。第2次世界大戦型の軍艦、特に「大和」などの戦艦を見てみると、大きな主砲のほかに対空砲や対空機銃がハリネズミのように配置されており、主流のスタイルとなっていきました。
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一転して大戦後は、戦艦が航空機の的であることが判明したことから、大艦巨砲主義はすでに終焉を迎えており、大型の連装砲を持った軍艦は少なくなります。
さらにジェット戦闘機の時代が到来すると、より速い戦闘機を補足するためアメリカ海軍の「テリア」や、イギリス海軍の「シースラグ」など艦隊防空ミサイルの開発が始まり、1950年代には一般的な武装となりました。
同じ時期、ソビエト連邦では艦砲のかわりに、艦船を破壊可能な艦対艦ミサイルが積極的に開発されるようになり、アメリカ海軍でも砲のかわりに艦対艦ミサイルを搭載する傾向が強くなります。
「誘導の効かない艦砲や対空機銃を搭載するくらいならばミサイルを配置した方が効率的」という考え方で、一時期はアメリカ海軍のロングビーチ級原子力ミサイル巡洋艦やイギリス海軍の22型フリゲートのように、ミサイルしか搭載しない艦船も登場します。ところが、現在もアメリカ海軍のズムウォルト級駆逐艦で問題になっているように、ミサイルのコストは通常の砲弾よりはるかに高いため、砲全てをミサイルへ転換するには至りませんでした。
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最速でいくつになったら大リーグ行けるんだろう
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艦砲に関しては戦後しばらくすると、コンピュータ制御の導入や砲身冷却などのシステムにより、精度と発射速度が格段に進歩、近距離戦用や対空用に単装の小口径艦砲が配備されるように。
さらに対空用機銃のかわりとして、バルカン砲など、戦後開発された発射速度の速い動力式のガトリング砲などを搭載し、システムを完全自動化したCIWS(小型艦砲)も開発されます。これは航空機だけではなく、対艦ミサイルの迎撃も想定した防御火器でした。
しかし2022年現在、対艦ミサイルの高性能化によってCIWSでは迎撃が困難であると指摘され、近接防空ミサイルと併用されるようになっており、再びミサイルが主流になる可能性も。
ここまでを簡単にまとめると、かつての軍艦は発射速度の遅く、命中率の低い銃砲を「数撃ちゃ当たる」といわんばかりに甲板へ多数、配置していましたが、現在は砲自体の発射速度や命中精度が向上し、またミサイルの登場もあって、銃砲を所せましと配置する必要がなくなったため、スッキリとした印象を受けるというわけです。ちなみに模型の世界では、細かい突起物の多い大戦型軍艦は作りごたえがひと味違うと愛好する人も多いようです。
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海底に眠る「摩耶」発見
アメリカの調査チームがまたやってくれました。
故ポール・アレン氏が設立した調査チームが2019年4月19日に、フィリピン最西端のパラワン島沖、水深1850mの海底で、日本海軍の重巡洋艦「摩耶」を発見したと、フェイスブックで7月2日に発表しました。雷撃によって浸水沈没したせいか、構造物は往時の面影をよく残しているようです。
「摩耶」は高雄型重巡洋艦の4番艦で、1928(昭和3)年に起工され、1932(昭和7)年6月30日に就役しました。同型艦は「三年式二号20cm連装砲」(実寸は20.3cm)を主砲としますが、これは対艦、対地だけでなく対空射撃にも使える「両用砲」とされます。現代の艦載砲は両用砲が一般的ですが、1920年代後半に計画された高雄型から主砲を対空射撃に使おうということは、つまりこのころから航空機の脅威が高まっていたことを示しています。
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