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キュウちゃんと語ろう 211
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初鰹、美味いやね〜♪
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近現代におけるヒトの食生活の著しい変化により、従来ヒトの生活に近かった寄生虫の感染例は減少傾向にある。例えば人糞の農作利用によって媒介されていたカイチュウの感染例は、化学肥料の普及によって大幅に減少した。しかし動植物の生食が増えることによって、従来はあまり見られなかった新たな寄生虫の症例も増加して来ているという。
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寄生虫を体外に排出するため、虫下しと呼ばれる薬を飲むことがある。昔からセンダンなどが虫下しとして利用されてきた[1]。
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ヒトの寄生虫
外部寄生虫
節足動物
ヒトノミ
アタマジラミ
コロモジラミ
ケジラミ
ニキビダニ
ヒゼンダニ(疥癬)
内部寄生虫
環形動物
ハナビル
節足動物
イヌシタムシ
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線形動物
カイチュウ
ギョウチュウ
フィラリア
扁形動物
肝臓ジストマ
肺臓ジストマ
横川吸虫
日本住血吸虫
有鉤条虫
無鉤条虫
エキノコックス
広節裂頭条虫
赤痢アメーバ(アメーバ赤痢)
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寄生虫と総称される動物のグループには、原生動物門・有櫛動物門・中生動物門・扁形動物門・線形動物門・類線形動物門・鉤頭動物門・紐形動物門・環形動物門・節足動物門・舌形動物門など多様な動物門が含まれている。現在の分類学によるおよそ30余りの動物門のうち半数近くに寄生性の種が含まれることになり、このうち、中生動物・類線形動物・鉤頭動物・舌形動物についてはそこに含まれるすべての種が寄生性である。
棘皮動物・脊索動物など後口動物には、(内部)寄生する種は殆ど知られていないが、その理由ははっきりと解明されていない。
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寄生虫はもともとは自由生活をする生物から進化したと考えられている。寄生性の獲得はさまざまな生物の系統上で独自して何度も起こったようである。
寄生生活への適応の結果として、生物の形態には大きな変化が起こる。吸収や附着、生殖に関する器官が発達する一方、多くの場合に消化器官や感覚器官、運動器官が大幅に退化する。そのためある動物門から進化した寄生性のタクソンが形態の違いにより独立門と見なされてしまうことがある。たとえば、舌形動物門はすべて寄生性の種からなる門で以前から節足動物との近縁性が指摘されていたが、最近の分子系統解析の成果により甲殻類の鰓尾類に近縁であることが示された。このため分類者によっては舌形動物門を独立した門とは認めず、節足動物門に含まれるものとする場合がある。
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中生動物門はごく少数の細胞からなる生物のグループであるが、その起源については、単細胞生物が多細胞へ進化する過程の生物とする説と、扁形動物など後生動物が寄生生活の結果退化的に進化したものとする二つの説がある。近年の分子系統分析では、後者の説の方が有力になりつつある。
寄生性の種は多くの場合、自由生活に必要な器官を失う。退化した器官は再び発達しないことが多い(ロドの法則・退化を参照)ので、寄生種が自由生活種に再び進化することは殆ど知られていない。ただし、生活環の一部でのみ寄生生活を営むものもあり、そのような種では寄生生活以外の時期には運動性を保持するのでこの限りではない。狩りバチやスズメバチなどは寄生バチから進化したと考えられている。ただし、幼虫が親に餌を用意してもらっている点では、幼虫の自由生活の能力はないままと見ることもできる。
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一般に寄生動物は、体を固定するための構造が発達する。他方、特に内部寄生虫は、使う必要のない運動器官、感覚器官、消化器官が退化する。しかし、生殖器官は発達する場合が多く、体が生殖器官だけになってしまうような例も見受けられる。
寄生虫にとって大きな問題となるのは、宿主間をどうやって移動するかである。特に内部寄生虫の場合、生活環のどこかで宿主間の移動をしなければならないが、大型の寄生虫では簡単な方法が少ない。たとえば、ヒトに寄生するギョウチュウは、ヒトの肛門周辺に産卵する。産卵の際に周辺部に痒みを引き起こし、掻き毟った手に卵が付着してヒトからヒトに移るので、比較的簡単に宿主間を移動するが、やはりよく知られるカイチュウでは、卵は大便とともに体外に排出され、野菜等に付着することで食物として他人の口に侵入するという経路を持つ。現在の日本では糞便を肥料に利用することが殆どないので、カイチュウの感染例は激減している。
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うん?
フィラリアって人間にも寄生するんか?
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