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キュウちゃんと語ろう205
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もう春なのにまだサムいね
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私は物心ついた頃から猫が好きで好きでたまらなかった
学校で虐められても遊ぶ友達が一人もいなくても猫を眺めてるだけで心が落ち着いた
飼うことが許されてなかったから野良ちゃんだったけど、触れる猫も居れば近づくことも出来ない猫もいたけど、猫という存在がいるだけでそれだけでよかった
私と猫に纏わるいろんな噂が流れて猫山の主なんて異名をとっていた私だが単に猫がたまらなく好きなだけだったのである
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その頃から気付いてた
猫には上下関係がないのだ
ご飯をもらうから懐くとかボスと認めたから懐くとかないのだ
たとえご飯にありつけなくても媚びないのだ
猫に服従のポーズはない
逆に下に見ることもない
ただしたいようにしてるだけ
それが私には心地よいのだ
私も自然体で接することが出来るのだ
真の親友だと思えるのだ
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中学生の頃読んだ本に『猫増えちゃった』てのがある
ムツゴロウ王国の猫舎で猫を130匹くらい飼って猫に社会性があるのかを研究した本だった
一番印象的だったのがみんなから虐められて独りぼっちだった猫
名前は忘れたからとりあえずチョビと呼ぼう
チョビは天井裏に作られた30センチ四方の狭い板の上にいつも隠れていた
ご飯の時だけ降りてくるが他の猫から攻撃されてほとんど食べれずに逃げて天井裏に戻る
どれだけ暑い日でも喘ぎながら一人天井裏
猫舎では人間が手を貸すのは最低限にしてあったため可哀想だけどそのまま観察してあった
チョビは逃げ回っていたためお尻に沢山の傷が出来ていた
しかしどれだけお腹を空かせても暑くても寒くても媚びることだけはしなかった
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今回くるみちゃんの去勢をどうするか悩んでいろいろ猫の本を手にとってみたのだけど、猫医者の本に『猫の世界に虐めはない』と書かれてあった
猫医者曰く猫を飼うのは5匹までとのこと
猫の数を無秩序に増やしてはいけない理由のひとつは、5頭以上になるとパリア(仲間外れ)を形成しやすいから
猫はヒトやイヌのように集団で個体を攻撃する虐めの構図はできないけど、数が多すぎると、1頭が他のすべての個体の劣勢になってしまうことが起こる
とのことらしい
なるほどチョビは虐められてたんじゃなくて落ちこぼれのようなものだったのか
(@◎@)
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ノビノビ〜
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ん?
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ひめおばちゃんオッス
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んん〜
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てぃッ!
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キュウちゃん
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