秘密倶楽部-23
昨年、旧秘密倶楽部は約21年の長い歴史に幕を下ろした。店舗跡地には秘密倶楽部とは一切無関係である、東京のグループ会社が買収し「ビデオDEはんど」として営業中。年齢層は18歳〜21歳の大所帯のキャストで構成されており、料金も2,980円〜とリーズナブルに遊べるシステムになっている。対する秘密倶楽部はと言うと、エレベーターホール手前に拠点を変え、平均年齢46.5歳、部屋数わずか6部屋、メインコース2万円代〜、と強気の姿勢を見せるが、全盛期の面影は全く残っておらず、実質的経営者である組の今ままでの素行が多くの原因と考えられる。ただ爆睡して多額の利益を得た組は、「そんなに秘密倶楽部が嫌だったら辞めたら?」を魔法の合言葉としたがゆえに、多くの有能な男女スタッフらに逃げられてしまった。現在の遅番キャストは、わずかたたみ三畳半ほどの女子待機室で連日連夜、組一人だけが選ばれる事なく虚しく待機している、まさに「裸の王様」状態である。風俗店は当然、持続化給付金等の各種給付金制度は対象外とされるが、組のサイフの中の緊急事態宣言による「けたたましいサイレンの言葉責め」は、今宵も住吉の夜空に木霊(こだま)する..
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