秘密倶楽部-14
ハンターは出勤してスグに【エサ】を食らい、個室にこもって瞳を閉じ、ゆっくりと【イケメン】の来店を待つ。コレがブレない彼女の【ルーティーン】。嫌がるイケメンの【エキス】を吸って老いた身体を急速チャージ。2万円以上払うなら【洋服が買えた】と悔やむ未来ある若人たち。彼らが本指名で戻ることもなければ、二度とヒミクラの地を踏むこともない。そんな変わらぬスタイルを20年以上も続けてきたお局様【クミ】。【53歳】の今年、【引退】の二文字が彼女の脳裏をよぎる。引退はクミ特有の勘違いからか、国民的スターである【安室奈美恵】の引退イヤーに便乗したらしい。クミには唯一【たった1人の指名客】が存在する【名古屋のドン ファン】ことS氏(老害)。彼女には愛した彼との寿退社も噂されているが、そんな彼女の【へたれポンコツ経営】は今なお現在進行形だ。一日の出勤人数は【地方のキャンパブ】レベル。ビジュアルは【場末のスナック】。店を【下降】させて行く逆の【敏腕】さ。イケメンを食った後の【高揚感】。イケメンは彼女にとっての【妙薬】だ。そんな彼女についた異名は【イケメンハンター】。イケメンハンターは今日も引退まで【疾走】する。
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