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また逮捕!田中知就
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駐車トラブルの相手となった女性の顔を約100万円の札束でたたき、約1週間のけがを負わせたとして、愛知県警東署は27日、傷害の疑いで、名古屋市中区、風俗店グループ実質的経営者田中知就容疑者(32)を逮捕した。容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年11月16日、名古屋市東区の駐車場で女性派遣社員(36)に「金が欲しいんだろう」と怒鳴りながら、札束で顔をたたき、右目の角膜を傷つけた疑い。
東署によると、田中容疑者と内縁関係にある女性が派遣社員と駐車場所をめぐりトラブルとなり、田中容疑者が電話で呼び出されていたという。
札束はたたくのに使っただけで派遣社員には渡さなかった。
内縁関係にある女性と派遣社員は駐車場近くのナゴヤドームで開かれた韓国のアイドルグループ「BIGBANG」のコンサートを観賞するため、それぞれ車を止めていた。
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'00年に名古屋でおきた中学生5000万円恐喝事件を覚えているだろうか。当時、未成年による巨額の恐喝事件として世間を驚かせたが、今回、主犯に恐喝を指示していたという人物が長い服役を終え、出所した、ワルだった少年時代から、塀の中の生活まで、彼の過ごした半生と、事件の真相、そして自らの懺悔の念を吐露した!
待ち合わせの場所に現れたトモ(27歳)は、浅黒く引き締まった容貌と、獣のようにしなやかな身のこなしが特徴的な男だった。愛知・中学生5000万円恐喝事件に関しては当時、主犯格の元中学生Aは先輩の元少年Hに二重恐喝され、さらにその上に 「暴力団の兄弟」がいたと報じられた。
− ヤクザとは関係ない。それは誤報。当時、俺らはチーマー兄弟と呼ばれてて、俺は名古屋中のやんちゃなのを30人以上集めた「レットイットビー」っていうチームの頭をやってた。その後輩にHがいて、ある日、俺にこう言った。「カネ持ってる後輩がいるんで」ってね。それで、そいつ呼べと。
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ここで呼び出されたのがAだった。つまりトモは事件の主犯格から金品を二重恐喝していたのだ。当時を振り返り、トモは言う。
− Aはまだ中3で、その年代ではやんちゃなほうだったんだろうけど、俺から見ればひ弱な子でした。なのにロレックスやゴローズ(高級シルバーアクセ)を身につけてたり、いいジーンズはいてたから。目立つじゃないですか。それで呼び出して、無理やり、被害者X君のところに行かせてた。「恐喝行ってこい」。それでカネ持ってきたら「もう一回行ってこい」と。「もう、お金ないって言ってます」って言っても許さず、最終的にX君は本当にお金がなくなった。それでも俺らが許さず、Aたちは震えあがって、コンビニ強盗しようって話になった。それで包丁を買ってコンビニに行ったんだけど、直前でイモ引いてブルってしまって、包丁持ったまま警察に出頭した。これが事件発覚の知られざる真相です。
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当時の報道とは違うが、これが真相だという。何回も金品を巻き上げたため、総額は正確にはわからないというが、その後、逮捕された際の起訴状には 「460万円ってことになっている」とトモ。
トモが頭を張っていたチームは、名古屋随一の繁華街・栄で最大の人数を擁し、当地の大バコで数千人が集まるイベントを何回も打った。だが、トモら自身に逮捕状が出される頃には、既にチームは自然消滅状態にあったという。
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− 仲間や後輩を平気で裏切るし、恐喝したりシバいたり、若気の至りだった。自分がやんちゃすぎて、俺、嫌われてたんです。とにかく欲望が強く。カネ、女ばかりを追い求めていた。
逮捕状が出てから、1年近く逃亡生活を送ったという。同じく逮捕状の出た7〜8人の少年たちと共同生活をしつつ、主に自動車窃盗をしていた。その間、実家前にはマスコミが集まり、家族は町内会から「出ていけ」と言われた。逃走中に連絡をとると、親は泣きながら「体壊してないか」と言うのみだった。
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−親の悲しみも知らず、俺らはというと、相変わらずめちゃくちゃ。例えば監禁。大学生をさらって車のトランクに突っ込み、金融屋とか銀行とか回らせてカネをつくらせる。あとは余ってた盗難車で質屋に時速80kmで突っ込んで、2000万円分の商品を奪ったこともある。
そんな逃亡生活が長く続くはずもなく、ある日、溜まり場で寝ていたところ、十数人の刑事に踏み込まれた。逮捕状は8枚あった。恐喝以外でも逮捕状が出て、計15件の罪で起訴された。捕まる前、「少年法があるから2年が最高」とタカをくくってやりたい放題したのが裏目に出た。異例の逆送措置がとられたからだ。
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− 入ってからも、中で喧嘩ばっかりしていて、2年間はずっと独居房だった。塀の中はとにかく辛かった。たった1mmか2mmのアクリル板の向こうでオカンが泣いていても手を触れることができない。1mmのアクリル板は凄く重い。それで、考えたんです。刑務所で無駄に過ごす時間がこれほどあるんだから、出た後の人生を最高のものにしたい。そのために必要なのは何だろうって。考えた結果「仲間と共に生きること」でした。塀の中ではお金のやり取りが一切ないし、損得もない。その中で何が大事かが見えてくる。必要なのはハートだけなんですよ。刑務所の中でも上下関係はあるけど、表での地位や年功序列でなく、ハートが強い人間がトップに立つんです。
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これに気づいた瞬間、トモは変わった。頻繁に起こる房内の揉め事に、多くの受刑者が仮釈放を取り消されるのを嫌い無関心でいるなか、あえて揉め事の中に割って入り、解決に導こうと考えた。
− 力で黙らせるのは簡単。力以外で喧嘩を止めたければ、自分が間に入って犠牲になればいい。そんなに喧嘩がしたいなら、俺をどつき回せと。実際そんなことは言いませんけど、俺はいつも体を張って犠牲を払ってきた。
そうするうちに、気づけば年長者やヤクザを差し置いて、洋裁工場の責任者になっていた。だが、この境地に一人で辿り着いたわけではない。導いてくれたのは、逃亡生活を共にし、捕まった3歳年上の先輩であるUというボスだった。
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