581 ディーゼル機関車DD54 1960年代当時、国産技術で開発された1,000馬力級機関2基搭載の本線用主力機DD51形に対し、製造コストや保守費用低減を考慮した1750馬力の大出力機関1基による機関車として登場 当時国内では実績のなかった大出力機関は西ドイツ·マン社の技術をもとにライセンス製造することで量産化を達成 このエンジンは高効率ではあるが複雑精緻な爪クラッチ式変速機と共に保守面でもて甘し、故障が多発、走行中に推進軸が破断、脱線転覆する等の重大事故も起こし、早期に廃車された 製造された全40両の廃車時の車齢が最長でも約10年、全車とも法定耐用年数(18年)に達していないばかりか、平均で7年4ヶ月、最も短い車両では4年10ヶ月に過ぎず、当時の国会でも問題としてとりあげられ追及された 花形である本線用機関車としては無骨極まりない凸型車体のDD51とは対照的な、ヨーロピアンなイメージの洗練された箱型車体は人気あったんだけどね ロド2023/01/10 21:23hRxI7CN54Qr7